バイオリン名器再び差し押さえ ドイツ税関で 

有希・マヌエラ・ヤンケさんと差し押さえられたストラディバリウス=9月、東京・赤坂

 ドイツ在住のバイオリニスト、有希・マヌエラ・ヤンケさん(26)が、ドイツのフランクフルト国際空港の税関当局に名器ストラディバリウスを差し押さえられていたことが、日本音楽財団への取材で4日、分かった。関税として1億2千万円を請求されているという。

 同空港の税関では8月中旬に、ベルギー在住のバイオリニスト堀米ゆず子さんがバイオリンを差し押さえられ、無償で返却されたばかりだった。

 財団によると、押収されたのは1736年製で、財団が所有。2007年11月からヤンケさんに貸与していた。ヤンケさんは日本での演奏会を終え、帰国した9月28日に差し押さえられた。


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