桂文治の十一代目を襲名 新宿末広亭で披露興行 

襲名披露興行で口演する十一代目桂文治さん=21日夜、東京都新宿区の新宿末広亭

 落語家の桂平治さん(45)が21日、落語の「桂」派の祖とされる大名跡「桂文治」の十一代目を襲名し、東京・新宿の寄席「新宿末広亭」で披露興行を始めた。

 口上で、所属する落語芸術協会の三遊亭小遊三副会長は「芸もしっかりしており、稽古熱心。間違いない看板です」などと紹介。ゲストで毒蝮三太夫さんも参加し、お祝いムードを盛り上げた。

 新・文治さんはトリで「らくだ」を熱演し、客席から笑いと大きな拍手が湧いた。

 「桂文治」は江戸後期から続き、上方で活躍した初代は職業落語家の先駆けとされる。

 新・文治さんは大分県出身。先代文治に入門し、1999年に真打ちに。


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