規制委、大飯原発を10月に調査 短期間で活断層か判断 

関西電力大飯原発の(右から)1号機、2号機、3号機、4号機=7月、福井県おおい町

 国内の原発で唯一運転している関西電力大飯原発(福井県おおい町)の敷地内を走る軟弱な断層(破砕帯)が活断層かどうかを確かめるため、新たに発足した原子力規制委員会(田中俊一委員長)が10月下旬に現地調査することが20日、分かった。運転中であることを重視し、短期間で活断層かどうかを判断するという。

 規制委は原子力の安全規制の刷新を掲げ19日に発足した。調査結果次第では運転継続に影響する可能性も出てくる。電力需給などにとらわれず、安全を最優先に科学的な判断ができるか、新組織の真価が問われる。


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