中国、EEZ内で取り締まりか 尖閣周辺、外務省が抗議 

 沖縄県・尖閣諸島の久場島に近い日本の排他的経済水域(EEZ)内で20日、中国の漁業監視船2隻の乗組員が相次いで中国漁船に乗り込んだのを、海上保安庁が確認した。

 海保は、監視船がEEZ内で立ち入り検査などの取り締まりを実施することで、中国側の主権を主張する狙いがあるとみている。外務省は外交ルートを通じ中国側に抗議、海保も巡視船から無線などで監視船に警告した。

 第11管区海上保安本部(那覇)によると、20日午後1時40分ごろから、久場島北北西約64キロの日本のEEZ内で、中国の漁業監視船「漁政201」の乗組員2人が、中国漁船3隻に順次乗り込むのを確認した。


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