岡山大、3Dで解剖を立体再現 世界初のシステム 

 3D技術を使ってあらかじめ撮影した解剖の様子を、立体画像で多角的に再現できるシステム「仮想解剖アトラス」を岡山大とパナソニックが世界で初めて開発したと20日、発表した。医師の教育に活用し、診療の精度を向上させるのが狙い。

 岡山大の武田吉正准教授(麻酔学)は「神経や血管の正確な位置を知りたくても、専門書の平面図だけでは把握しづらかった。臓器の立体構造を学ぶことで、より正確な治療ができるようにしたい」と話した。今後、解剖の映像を3Dで見られるシステムも共同開発していく。


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