飲酒運転撲滅へ依存症診断義務化 福岡で施行、罰則も 

福岡県の条例施行を控え、飲酒運転撲滅をPRする警察官ら=20日午後、JR博多駅前

 飲酒運転で摘発された人に対し医師によるアルコール依存症の診断を義務付け、違反すれば過料を科す罰則を盛り込んだ福岡県の飲酒運転撲滅条例が21日、全面施行した。同県によると、飲酒運転に関する同様の条例は宮城、山形、大分、沖縄の4県にあるが、依存症の診断義務と罰則を設けたのは全国で初めて。

 福岡県は依然、飲酒運転事故が高水準で多発していることから、より実効性の高い条例の制定に踏み切った。各地で繰り返される悲惨な飲酒運転事故の影響で、道交法や刑法の改正による厳罰化の流れは続いている。


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