京都で空海ゆかりの絵巻公開 東寺の特別展 

東寺で特別公開された「弘法大師行状絵巻」=20日午前、京都市南区

 真言宗の開祖空海(弘法大師)ゆかりの東寺(京都市南区)で20日、空海の生涯を描いた「弘法大師行状絵巻」全12巻の特別公開が始まった。全12巻が公開されるのは12年ぶり。

 絵巻は南北朝時代に、空海の生誕600年を記念し、東寺で作られた。

 公開は前期と後期に分かれ、前期(10月21日まで)は1~6巻を公開。遣唐使船に乗り、荒波を越えて大陸を目指す空海の姿を描いた「渡海入唐」が見どころ。

 後期(11月25日まで)は7~12巻を展示。東寺で初めて開かれた密教儀式に臨む僧侶の姿を描いた「東寺灌頂」が公開される。


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