勇壮なだんじり祭始まる 大阪・岸和田 

勇ましく市街を疾走するだんじり=15日午前、大阪府岸和田市

 勇壮さで全国に知られる大阪府岸和田市の「岸和田だんじり祭」が15日始まり、法被姿の男たちがだんじりとともに、NHKの連続テレビ小説「カーネーション」の舞台として脚光を浴びた街を駆け抜けた。

 五穀豊穣を祈願し、約300年前に始まったとされる祭り。早朝から「ソーリャ、ソーリャ」の掛け声が上がり、高さ約4メートル、重さ約4トンのだんじり34台が太鼓やかねの音とともに、豪快に街中に繰り出した。

 見せ場は、勢いよく走りながら直角に曲がる「やりまわし」。うちわを持った指揮者の「大工方」が屋根の上で華麗に舞うだんじりが角を曲がると、沿道の観客から大きな歓声と拍手が湧いた。


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