福島県の避難者に高速無料化延長 1月15日まで原発事故で 

 国土交通省は14日、東京電力福島第1原発事故による福島県の避難者を対象にした高速道路の無料化を、来年1月15日まで延長すると発表した。今月末に終了予定だったが、地元ら継続の要望が強かった。

 福島県の佐藤知事は14日、国交省で羽田国交相と会い、原発事故の警戒区域や計画的避難区域などに住んでいた人に限っている無料化の対象を、ほかの地域から自主避難している人にも広げるよう要望。羽田氏は「検討したい」と述べた。

 無料化は一時帰宅の費用支援を目的に4月から実施。指定した東北、磐越、常磐各自動車道のIC計30カ所から出入りすると、一部を除いて無料で通行できる。


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