「奇跡の一本松」、愛知へ出発 加工場に15日到着 

愛知県弥富市の加工場に運ぶため、トラックに積み込まれた「奇跡の一本松」の幹=13日午前、岩手県陸前高田市

 東日本大震災の大津波に耐えたが枯死し、保存処理のため根元から切断された岩手県陸前高田市の「奇跡の一本松」の幹が13日午前、愛知県弥富市のヤトミ製材の加工場に向け出発した。業者によると、15日に到着予定。加工場で幹の内部をくりぬく作業が行われる。

 高さ約27メートルの一本松は12日に枝を切り落とした上、19メートルより上の部分と根元を切断され、その後運びやすいよう三つに輪切りされた。

 切り落とされた枝は、東京都港区の乃村工芸社が型取り後にプラスチックでレプリカを作製する予定。


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