19日発足を閣議決定 原子力規制委  

 政府は11日、原子力の安全規制を一元化する「原子力規制委員会」を19日に発足させることを閣議決定した。委員長と委員4人の人事は国会同意が必要だが、例外的に首相権限で任命する。東京電力福島第1原発事故から1年半を経てようやく規制組織が刷新される。

 委員長候補の田中俊一・前原子力委員会委員長代理らに対し、与野党から「原子力ムラ出身」との批判が収まらず、野田佳彦首相は通常国会での採決を回避。規制委の設置期限が26日に迫る中、同意を得られないまま首相任命に踏み切った。


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