フロリダの事故も人的要因 オスプレイ、報告書判明 

米軍の新型輸送機オスプレイ(共同)

 米軍新型輸送機オスプレイが6月に米フロリダ州で墜落した事故に関し、副操縦士と機長による「人的要因が大きい」とする防衛省などの分析評価チームの報告書の全容が10日、判明した。4月にモロッコで起きた墜落事故と同様、米側の調査結果を追認した内容。森本防衛相は午後に野田首相に報告する予定だ。

 報告書は「事故機や関連装備品に不具合があったことを示す証拠は存在しない」として、機体そのものに事故原因は認められないとしている。

 事故当時操縦していた副操縦士と同乗していた機長が、先行機との位置関係を「誤認識」し、先行機の「後方乱気流に入った」ことが原因の一つと認定した。


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