東電、汚染水タンクを増設へ 70万トンに積み増し 

 東京電力は7日、福島第1原発で増え続ける汚染水対策として、タンクの容量を現在の約22万トンから、約70万トンに増やす計画を国に報告した。これまで約39万トンに増やす予定だったが、汚染水の増加に対応できないため変更する。

 計画では第1原発敷地内の南側にある森林を伐採。必要があれば地盤強化工事をした上で、14年夏ごろまでに約70万トンまで容量を増やす。東電は、地盤の強度や、配管が長くなるといった課題があり「タンク増設は難しい」との見解を示していた。

 東電の推計では、15年以降には汚染水が70万トンに達する見通しで、タンク増設の「いたちごっこ」が続く可能性も。


  • LINEで送る