保安院、破砕帯の再調査計画了承 もんじゅと美浜原発 

 経済産業省原子力安全・保安院は7日、専門家会議を開き、日本原子力研究開発機構の高速増殖炉「もんじゅ」(福井県)と関西電力美浜原発(同)の敷地内断層(破砕帯)を再調査する計画を了承した。

 事業者による調査期間中には、近く発足する原子力規制委員会が専門家とともに現地調査する。

 両原発の敷地から500メートル~1キロにある活断層「白木―丹生断層」と、敷地内の破砕帯が連動する可能性が指摘されており、保安院が原子力機構と関電に調査を指示していた。

 計画によると、再調査ではコンクリートなどをはぎ取って地下の破砕帯を直接確認し、含まれる物質を分析して活動性を確かめる。


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