東京外環道、都心区間で着工式 1・3兆円の大型事業 

東京外環道・世田谷―練馬間の着工式であいさつする羽田国交相=5日午前、東京都世田谷区

 国土交通省や東日本高速道路会社などは5日、東京外郭環状道路(外環道)世田谷―練馬間の着工式を開いた。関越道、中央道、東名高速を結び、都心の渋滞緩和につながると期待される。一方で総事業費は1兆2820億円と、国民に負担を求める消費税増税が決まった状況での大型公共事業の着工には批判も出そうだ。

 式は世田谷区の東名ジャンクション(JCT、仮称)予定地で、羽田雄一郎国交相と石原慎太郎東京都知事も参加して開催。

 着工区間は約16キロで、深さ約40メートルのトンネルが大半を占める。国がトンネルを建設し、高速道路会社は費用の2割を負担して舗装などを受け持つ。


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