2012年9月2日 17:02 | 無料公開
２日、ロシア極東ウラジオストク沖のルースキー島で始まったＡＰＥＣの高級事務レベル会合（共同）
【ウラジオストク共同】アジア太平洋経済協力会議（ＡＰＥＣ）の高級事務レベル会合が２日、ＡＰＥＣ会場のウラジオストク沖のルースキー島で始まり、８、９両日の首脳会議に向け一連の会議が開幕した。遅れが懸念されていたロシアの準備はほぼ完了し、２１カ国・地域の首脳らを迎える態勢が整った。
ＡＰＥＣの成功はロシアが今年の最重要外交課題の一つに掲げる威信をかけた一大イベント。政府は２００７年、大きな国際会議を実施するためのインフラ基盤がないウラジオストクをあえて開催地に選び、約１兆７千億円を投じ、会議場となる極東連邦大学のキャンパスなどを新規建設し準備を進めてきた。
