中国の景況感悪化、50割れ 9カ月ぶり、経済縮小  

 【北京共同】中国国家統計局と中国物流購買連合会が1日発表した8月の景況感を示す製造業購買担当者指数(PMI)は49・2と、4カ月連続で悪化し、景気判断の節目となる50を2011年11月以来、9カ月ぶりに割り込んだ。PMIが50を下回ると、受注や生産の減少による経済縮小を意味する。

 欧州債務危機に伴う輸出鈍化と不動産市場の引き締め策などによる内需の不振が要因。けん引役である中国の景気悪化で世界経済の先行きに懸念が広がるのは必至だ。

 中国人民銀行(中央銀行)が近く追加金融緩和を行うとの観測もある。中国は4~6月期の実質国内総生産成長率が6四半期連続で減速。


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