野村、10億ドルのコスト削減へ 永井CEOが表明 

 野村ホールディングス(HD)は31日、14年3月末までに法人部門で10億ドル(約785億円)相当のコスト削減を実施する方針を明らかにした。31日開いたグループ部店長会議で永井浩二グループ最高経営責任者(CEO)が表明した。

 具体的には、欧米の法人部門を中心に人員削減を進める。一方、アジア地域には経営資源を投入していく考えも示した。

 欧州債務問題などを受け、厳しい経営環境が続いており、同社の業績は低迷している。

 野村HDは、傘下の増資インサイダー問題で、当時の渡部賢一グループCEOが引責辞任。8月からは永井・野村証券社長が後任に就く新経営陣となっていた。


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