民主、選挙法案は27日採決 反発受け先送り 

報道陣の質問に答える自民党の石原幹事長=24日午後、東京・永田町の党本部

 民主党は24日午後、同党が提出した衆院選挙制度改革法案について、衆院政治倫理・公選法改正特別委員会での同日中の採決を見送り、27日に先送りする方針を決めた。28日の衆院本会議で可決し、参院に送付する。自民党など野党側が、採決強行に反対していることを考慮した。

 自民党は、民主党が2012年度予算執行に不可欠な公債発行特例法案を24日に衆院財務金融委員会で採決したことに反発。29日にも野田佳彦首相問責決議案を参院へ提出する方針だ。首相が今国会中の衆院解散を確約すれば成立に協力する構えだが、実現の見通しは立っていない。


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