野党、今国会中の解散要求 「11月総選挙」示唆に 

 野党は23日、野田佳彦首相が11月上旬に衆院選を実施する意向を自民党の谷垣禎一総裁に示唆したことに関し「民主党政権が一日でも長く続けば国益を損なう。今国会中の解散が必要だ」(自民党幹部)などと反発を強めた。

 社民党の重野安正幹事長は共同通信の取材に「首相が野党から追い込まれる前に自ら打って出るのは十分考えられる。社民党としても選挙準備を加速させたい」と強調。その一方で「民主党内には早期解散に反対する勢力が多く、首相が意向通りに流れを支配できるかどうかは不透明だ」と指摘した。


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