外相、竹島で「韓国が不法占拠」 反発必至、対立深まる 

参院決算委で質問に答える玄葉外相=22日午後

 玄葉光一郎外相は22日の参院決算委員会で、韓国による島根県・竹島の実効支配に関し、民主党政権の歴代外相が日韓関係への配慮から自粛してきた「不法占拠」という表現を用いて批判した。外務省によると、民主党政権の外相が公の場で竹島問題について「不法占拠」と言及したのは初めて。自民党政権時代の2006年に政府が答弁書に「不法占拠」と盛り込んだ際、韓国側が強く異論を唱えた経緯があり、反発は必至だ。

 玄葉氏は李明博韓国大統領による竹島上陸に触れた上で「きょうから不法占拠という表現を使う」と明言。大統領の行動を「不法上陸したと思っている」と非難した。


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