山口・上関原発は免許失効 山本知事が就任会見で表明 

記者会見した山口県の山本繁太郎知事=22日午前、山口県庁

 山口県の山本繁太郎知事(63)は22日の就任記者会見で、中国電力が同県上関町で進める上関原発建設計画に関し「(前任の二井関成知事の)考え方を引き継ぐ」と述べ、10月に期限を迎える予定地の海面埋め立て免許を失効させる意向を表明した。

 同時に「東日本大震災後、原発の新規立地が政策ベースでゼロになった。新たな国のエネルギー政策が樹立されなければ、(上関原発の)凍結状態は続いていく」と指摘した。

 米軍岩国基地に搬入された新型輸送機MV22オスプレイに関しては「懸念について国が米国の事故調査結果を受け止め、検証し、きちんとした説明をしてから判断する」と述べた。


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