不正定期券発行で組長ら逮捕 JR西駅員と共謀容疑 

 指定暴力団山口組系の組長(44)が知人のJR西日本の駅員と共謀し定期券を不正発行したとして、兵庫県警は21日、有価証券虚偽記入の疑いで組長と元妻(43)を逮捕した。

 県警は5月、不正に再発行した定期券を払い戻したとして詐欺容疑などで駅員ら4人を逮捕。着服した金の行方を捜査する中で組長の関与が浮上した。

 捜査関係者によると、不正発行や換金を主導した元明石駅駅員の宇留島剛被告(50)=詐欺罪などで公判中=は、数年前から組長と交友関係があり、これまでの調べに対し「(着服した)金は組長にも渡した」と供述。


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