京都の食中毒、原因は救援物資 おにぎりから黄色ブドウ球菌 

 大雨で孤立状態になった京都府宇治市の炭山地区などで、住民が集団で食中毒症状を訴えた問題で、京都府は19日、原因は救援物資として宇治市が運び込んだ、おにぎりだったと発表した。

 府によると、15日に提供したおにぎりと患者の便から黄色ブドウ球菌が検出された。

 宇治市内の業者が15日未明、おにぎりを製造。住民に配布されるまでの間に細菌が増殖したとみられる。製造業者の衛生状態に問題はなかったとしている。

 宇治市災害対策本部によると、嘔吐や下痢などの症状を訴えたのは、炭山、池尾の両地区で計94人。うち6人が現在も入院しているが、いずれも快方に向かっているという。


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