「青年の船」廃止を表明 17事業は予算計上せず 

 岡田克也副総理は17日の記者会見で、1967年から実施されてきた世界各国の青年が船旅を通じて交流する「世界青年の船」事業(2011年度事業費約4億3千万円)を12年度限りで廃止する方針を表明した。6月の内閣府の「事業仕分け」で青年の船事業を含む国際交流事業が「国費投入の効果測定が不十分」として「廃止」判定されていた。

 これに先立ち開いた政府の行政改革実行本部は、各府省庁の事業仕分けで廃止判定された19事業のうち17事業(11年度予算額計約142億円)の予算計上はしないことを確認した。

 ただ、世界青年の船を除く国際交流事業自体は存続する方向。


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