再生可能エネに最重点配分 概算要求基準を閣議決定 

閣議に臨む(左から)川端総務相、野田首相、岡田副総理、玄葉外相=17日午前、首相官邸

 政府は17日、2013年度予算の概算要求基準を閣議決定した。日本再生戦略の実現へ再生可能エネルギーなどの環境や医療、農林漁業の3分野に予算を最重点で配分する。人件費などを除く政策経費を12年度に比べ最大10%削減し、1兆円程度の財源を捻出。年金など社会保障分野も聖域視せず、不正受給の指摘がある生活保護費の削減も明記した。

 概算要求基準は、各省庁が財務省に予算要求する際のルールとなる。閣議決定を受け予算要求の取りまとめ作業が本格化、13年度の予算編成が正式にスタートした。各省庁からの予算要求は9月7日に締め切る。


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