「景気で治安悪化」47% 連帯意識希薄も内閣府調査 

 内閣府が16日発表した「治安に関する世論調査」によると、最近10年間で日本の治安が悪くなったと感じる人に原因を尋ねたところ(複数回答)、「景気が悪くなった」を挙げた人が47・4%で、前回2006年の調査の29・7%から17・7ポイントの大幅増となった。

 10年間で治安が「悪くなった」と答えた人は81・1%で、前回の84・3%からやや減った。

 治安が悪くなった理由の最多は「地域社会の連帯意識が希薄になった」(54・9%)で前回から5・9ポイント増。「景気」が2番目に多かった。

 調査は7月に3千人を対象に実施し、1956人から回答を得た。


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