谷垣氏「政権対応に問題」と批判 尖閣上陸、自民抗議も検討 

自民党の「外交部会・領土に関する特命委員会合同会議」であいさつする谷垣総裁(左)。右は石破前政調会長=16日午後、東京・永田町の自民党本部

 自民党は16日昼、香港の活動家らが沖縄県・尖閣諸島(中国名・釣魚島)に上陸したことを踏まえ「外交部会・領土に関する特命委員会合同会議」を党本部で開いた。谷垣禎一総裁は「深刻な事態が起きた。毅然たる態度で抗議する必要がある。民主党政権の対応は極めて問題があった」と述べ、政権を批判した。

 会議では、外務省や海上保安庁から一連の経緯に関する説明を聞き今後の対応を協議、抗議声明発表などを検討する。

 政府は、沖縄県警に入管難民法違反(不法上陸、不法入国)容疑で逮捕された14人について、強制送還する方向で調整している。


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