シリア各地で156人死亡 住宅地空爆の犠牲者31人 

15日、シリア北部アザーズで、政府軍の空爆により破壊された民家の前で泣き叫ぶ男性(ロイター=共同)

 【カイロ共同】英国を拠点とする「シリア人権監視団」は15日、政府軍による北部アレッポの反体制派制圧地区への砲撃などにより、シリア各地で同日、計156人が死亡したと明らかにした。このうち、アレッポ北方アザーズの住宅地では空爆で女性や子どもを含む少なくとも31人が死亡したという。フランス公共ラジオなどが伝えた。

 アサド政権はシリア各地で反体制派への攻撃を強化。激しい武力行使に批判が高まっているが、国際社会は暴力停止に有効な手段を講じられないまま、市民らの犠牲者拡大が続いている。


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