2012年8月16日 05:14 | 無料公開
米軍岩国基地に陸揚げされたオスプレイ=7月、山口県岩国市(米軍提供)
【ワシントン共同】米国防総省は15日、米軍の新型輸送機MV22オスプレイが4月にモロッコで墜落した事故に関し、パイロットが規定に反する操縦を行ったことによる人為ミスとの認識を示した最終報告書を神風英男防衛政務官に渡した。リッパート国防次官補らと会談した神風氏が記者団に明らかにした。米側は機体異常には言及しなかったという。
米側の説明によると、事故を起こしたオスプレイは垂直に上昇後、パイロットが180度機首を転回。追い風を受ける状態のまま、プロペラ部分を少し前に倒したため、バランスを崩し、機体が前傾。約50メートル上空から墜落した。