36市町村で正常作動せず 緊急地震速報の全国訓練 

 6月に実施した緊急地震速報の全国一斉訓練で、防災行政無線を使って住民への伝達を予定していた223自治体のうち36市町村で機器が正常に動かなかったことが14日、総務省消防庁のまとめで分かった。庁内放送でも試験した158自治体のうち、19の県・市町村で正しく作動しなかった。

 無線と放送の機器には、全国瞬時警報システムを通じて情報が伝わる仕組み。普段は誤作動を避けるため訓練情報では起動しないように設定してあり、訓練前に変更し忘れていたケースが多かった。


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