北朝鮮代表団約40人にビザ 女子サッカー、15日北京で発給  

 政府は12日、今月中旬から日本で開催されるサッカー女子U―20(20歳以下)ワールドカップ(W杯)に出場する北朝鮮代表団に対し、15日に北京の日本大使館で査証(ビザ)を発給する方針を固めた。申請に基づき約40人分で、代表団は16日に日本入りする予定。複数の関係筋が明らかにした。

 入国は特例措置によるもので、2006年10月の北朝鮮による核実験を受け、政府が制裁措置として北朝鮮籍保有者の入国を原則禁止して以降、「最大規模」(政府筋)となる。

 政府は暗礁に乗り上げている拉致問題の打開策を模索しており、政府関係者が北朝鮮側と非公式に接触する可能性もある。


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