2012年8月12日 12:06 | 無料公開
「御巣鷹の尾根」にある「昇魂之碑」に手を合わせる女性=12日朝、群馬県上野村
乗客乗員520人が亡くなった日航ジャンボ機墜落事故から27年となった12日、遺族らが墜落現場「御巣鷹の尾根」(群馬県上野村)に慰霊登山をした。夜には、麓の「慰霊の園」で追悼慰霊式があり、犠牲者の冥福を祈った。
大阪府河内長野市の泉谷明造さん(78)は、長女淳子さん=当時(20)=を亡くし、70回目の登山。群馬県のアコーディオン愛好者らが墓標の前で淳子さんの好きだった「津軽海峡冬景色」を演奏した。
遺族らは尾根にある「昇魂之碑」の前の「安全の鐘」を突いて犠牲者を追悼。日航の会長らも訪れ、手を合わせた。日航によると、74家族296人が慰霊登山した。