文楽入場者が4割増加、大阪 夏公演、“橋下効果”か 

国立文楽劇場=大阪市中央区

 大阪・国立文楽劇場で開かれた夏休み文楽特別公演(7月21日~8月7日)の入場者総数が、前年比で約4割増の約2万5500人だったことが8日、同劇場の集計で分かった。ここ10年でも最多で、橋下徹大阪市長の補助金削減方針をめぐる騒動も予想外のプラス効果を生んだとみられる。

 同劇場によると、特に夜間公演の人気演目「曽根崎心中」が、終盤はほぼ満席の日が続くほど好評だった。文楽界への批判を繰り返す橋下市長が、期間中に観劇したことなども関心を集めたと、関係者はみている。


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