プレジデント社に抗議文 「偏見助長」と精神科団体 

 雑誌「プレジデント」のコラムに精神障害者への偏見を助長する記載があったとして、日本精神科病院協会(山崎学会長)など2団体は6日までに、発行元のプレジデント社に記事の訂正と謝罪文の掲載を求める抗議文を提出した。

 同誌は7月16日号のコラム「編集長から」で、厚生労働省が精神障害者の採用を企業に義務付ける方針を固めたとの報道を取り上げ「『幻覚を見て、何を言っているかわからない』人と一緒にどうやって仕事をするのでしょう」などと記した。

 抗議文は「症状の一部だけを取り上げた偏った説明」「精神障害者の社会復帰の道を閉ざし、路頭に迷わせかねない」と激しく批判した。


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