プレハブ局から「元気」発信 被災高校生が無線交信 

無線局を開設し、被災地からの情報を発信する福島県立いわき海星高アマチュア無線部の生徒=4日午前、福島県いわき市

 東日本大震災の津波被害に遭った福島県立いわき海星高(いわき市)のアマチュア無線部が4日、学校近くのプレハブ公民館から「元気に生活しています」と国内外に発信を始めた。

 同部は津波で機材が流失し、活動を休止していたが、助成金を受け無線機やアンテナを購入。スタジオに使っていた公民館も津波で全壊したが、仮設プレハブが建ち無線局を開設した。

 「津波被害のあった公民館から移動運用しています」と発信すると、山梨県の男性から「復興をお祈りします。頑張ってください」と返答があった。関根浩輝部長(18)は「福島も復興に向かっていることや、支援に対する感謝を伝えたい」と話した。


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