NASA火星探査車、着陸へ 母船からつるす新手法  

上空に浮遊する母船(上)からワイヤでつり下げられたキュリオシティーの想像図(NASA提供)

 【ワシントン共同】火星の生命の痕跡を探る米航空宇宙局(NASA)の大型無人探査車「キュリオシティー」が6日午前(日本時間同日午後)、赤道付近のクレーターへの着陸に挑む。

 過去最大の探査車を無事に下ろすため採用されたのは、母船からつり下げるSF映画のような新手法。「NASA史上、最高難度の冒険的な仕事」とされる着陸が成功するのか、注目が集まっている。

 キュリオシティーは全長約3メートルの軽乗用車ほどの6輪車で、ロボットアームやドリル、レーザーなどを備える。土壌や大気などの成分を自動で分析する約10種類の装置を搭載して「火星科学研究所」とも呼ばれ、重さは約900キロある。


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