2012年8月3日 18:39 | 無料公開
広島の被爆者と交流する、原爆投下当時のトルーマン米大統領の孫クリフトン・トルーマン・ダニエルさん(左)=2日午後、東京都目黒区の東大駒場キャンパス
広島、長崎への原爆投下を命じたトルーマン米大統領(当時)の孫クリフトン・トルーマン・ダニエルさん(55)が初来日し、東大駒場キャンパス(東京都目黒区)で3日開かれた首都圏在住の被爆者と学生との座談会に参加、「これを機にみんなで前を向いて進めると思う」と話した。
座談会では、広島で被爆し母を失った仲伏幸子さん(72)=東京都府中市=が「生死をさまよい、娘も甲状腺機能障害を患っている。被爆は一代で終わるわけではない。でも、憎しみから平和は生まれない」などと訴えた。
ダニエルさんは広島、長崎の平和式典にも出席する。