トルーマン氏の孫、初来日 被爆者と「前に進もう」 

広島の被爆者と交流する、原爆投下当時のトルーマン米大統領の孫クリフトン・トルーマン・ダニエルさん(左)=2日午後、東京都目黒区の東大駒場キャンパス

 広島、長崎への原爆投下を命じたトルーマン米大統領(当時)の孫クリフトン・トルーマン・ダニエルさん(55)が初来日し、東大駒場キャンパス(東京都目黒区)で3日開かれた首都圏在住の被爆者と学生との座談会に参加、「これを機にみんなで前を向いて進めると思う」と話した。

 座談会では、広島で被爆し母を失った仲伏幸子さん(72)=東京都府中市=が「生死をさまよい、娘も甲状腺機能障害を患っている。被爆は一代で終わるわけではない。でも、憎しみから平和は生まれない」などと訴えた。

 ダニエルさんは広島、長崎の平和式典にも出席する。


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