まれな感染症、周知をと患者団体 6歳男児の祖母も訴え 

孫の竜馬君が「慢性活動性EBウイルス感染症」を発症した当時の様子を語る村田すま子さん=3日午後、東京都千代田区

 EBウイルスというありふれたウイルスが血液中で急増して血管の炎症などを引き起こす「慢性活動性EBウイルス感染症」というまれな病気の患者団体が3日、病気の周知と検査の保険適用を求める要望書を、約12万人分の署名とともに厚生労働省に提出した。

 記者会見した団体代表の奥中咲江さんは「この病気は、命が脅かされるほど重症化してから気付くことが多い」と説明。

 大阪の病院に入院中の村田竜馬君(6)=沖縄県浦添市=の祖母すま子さん(61)は、「口や鼻からの出血が止まらずどんどん体調が悪化していくのに、病院でも原因が分からず目の前が真っ暗になった」と声を震わせた。


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