福島のパキスタン登山隊帰国 笑顔で「元気を出して」 

帰国し、記念写真に納まる日本山岳会福島支部の(手前右から)宮森常雄さん、清野義美さんら=3日午後、成田空港

 パキスタン北部のカラコルム山脈で、6105メートルの無名未踏峰の登頂に成功した日本山岳会福島支部の登山隊15人が3日、パキスタン航空機で成田空港に帰国した。総隊長の宮森常雄さん(80)=福島県会津若松市=は「福島の人たちに元気を出してほしい」と笑顔を浮かべた。

 登山歴50年の登攀隊長、清野義美さん(68)=福島市=は「東日本大震災で(登山計画が)一時は頓挫しかけたが、やって良かった。現地の人々も震災からの復興を応援してくれた」と、日焼けした顔をほころばせた。


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