長崎・平和公園にエスカレーター 防空壕は取り壊し 

長崎市の平和公園入り口の階段に設置したエスカレーターが完成し、テープカットをする田上富久市長(左から2人目)ら=3日午前

 長崎市松山町の平和公園入り口の階段に設置したエスカレーターが完成し、市が3日、落成式を開いた。昨年、入り口近くで見つかった防空壕は安全面を考慮して一部が取り壊された。残った防空壕は平和学習の場として整備する。

 落成式には田上富久市長や市職員ら約150人が参加。田上市長は「階段は長く、高齢者らに大きな負担がかかっていた。今年の平和祈念式典に間に合いほっとしている」と話した。

 エスカレーターは長さ35・6メートル、幅3・1メートル。原爆投下から67年がたって高齢化した被爆者や、観光客らが来園しやすいように建設した。


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