「青森ねぶた祭」開幕 武者灯籠、宵闇鮮やかに 

「青森ねぶた祭」が始まり、市内の通りに浮かび上がった大型ねぶた=2日夜、青森市

 津軽の夏の風物詩「青森ねぶた祭」が2日、青森市で開幕した。見えを切る巨大な武者灯籠が夏の宵闇に鮮やかに浮かび上がり、地鳴りのような太鼓や笛の音に合わせ、踊り手たちが「ラッセラーラッセラー」と力いっぱい乱れ舞った。

 東日本大震災のような災害が再び起きないようにとの願いを込め、厄よけの羅漢や弁慶をかたどった幅9メートル、高さ5メートル、重さ4トンの大型ねぶた15台が午後7時すぎから市内中心部を運行。ねぶたが向きを変えるたび、観客から大きな歓声が上がった。

 花笠や浴衣で「正装」すれば誰でも踊り手で参加でき、4千円程度のレンタル衣装もある。7日まで。


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