動く物体の形を計測する技術 ゲームやスポーツに応用 

人に格子を投影した状態で撮影した画像(産業技術総合研究所提供)

 落下するボールや運動する人など、動く物体の形を精密に計測、分析できる技術を産業技術総合研究所(茨城県つくば市)などのチームが開発し、2日発表した。同研究所の佐川立昌研究員は「体を使うゲームの開発やスポーツ選手の運動解析など、幅広く応用できる」としている。

 チームは、動いている時の形を細かく分析するため、最大で毎秒2千コマで撮影。その際5ミリ~1センチ四方程度の格子を投影した状態で撮影し、体の部位などの位置関係を立体的に計測できるようにした。

 従来は運動する人を撮影する場合、関節などを目印にしていたが、把握できる位置関係が数十点しかなかった。


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