新本社、150人規模に大幅縮小 パナソニックが組織改革 

 パナソニックが進めている人員削減を柱とした本社部門の構造改革で、新本社の体制を現在の約7千人から150人程度に絞り込むことが1日、分かった。本社部門の規模はこれまで「数百人台の前半」としてきたが、経営戦略の策定に力を注ぎ、意思決定を速めるためにスリム化する。本社の組織を簡素化する検討も進める。

 新体制は10月1日からスタートする予定。環境本部や技術品質本部といった本社機能を担う各本部などの組織数を、現在の約半数に減らす案が浮上している。

 本社部門には経営企画や財務を手掛ける組織が残る見通し。大半の社員は、全社サポート部門や各事業部に配置転換する方針だ。


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