設備投資計画、5年ぶり増加へ 12年度、自動車好調 

 日本政策投資銀行が1日発表した大企業の2012年度の設備投資計画調査(6月時点)によると、全産業の国内設備投資計画は11年度の実績に比べ12・2%増の15兆9853億円となり、5年ぶりにプラスに転じる見通しとなった。東日本大震災や欧州債務問題を受けて先送りしていた投資を再開する動きが広がり、自動車などが大きく増加した。

 製造業は19・1%増の計画で5年ぶりのプラスとなる見込み。自動車がエコカー関連などで39・6%の大幅増となる一方、電気機械は半導体や太陽電池が不調で8・6%減となった。

 非製造業は8・6%増で2年ぶりにプラスに転じる計画。


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