中国の景況感、3カ月連続悪化 回復力弱く 

 【北京共同】中国国家統計局と中国物流購買連合会が1日発表した7月の景況感を示す製造業購買担当者指数(PMI)は50・1と前月の50・2をわずかに下回り、3カ月連続で悪化した。中国人民銀行(中央銀行)は6月と7月に2カ月連続の利下げに踏み切ったが、景気判断の節目となる50を割る寸前の結果が続き、回復力の弱さを示した。

 市場関係者の間では7月は改善するとの予想が多かったため、景気の先行きを懸念する声も出そうだ。今年後半に政府の景気対策の効果で経済は上向くとの観測がある一方、一段と減速するとの悲観的な見方もあり、中国が景気を浮揚させられるか注目されそうだ。


  • LINEで送る