浪江など、海の警戒区域を縮小へ 4町沿岸5キロに 

 政府の原子力災害対策本部は30日、東京電力福島第1原発の半径20キロ圏の海域に設定されている警戒区域について、福島県浪江、双葉、大熊、富岡の4町の沿岸から沖合5キロの範囲に縮小する方針を明らかにした。同日の原子力安全委員会に説明、安全委は了承した。

 周辺を航行する船舶が警戒区域を迂回する必要があり不便だったためで、海域滞在中の被ばく線量も十分低いことなどから解除に踏み切る。

 また、ほぼ全域が警戒区域の同県楢葉町について、避難指示解除準備区域に再編する方針も提示し、了承された。同町の沖合に設定していた警戒区域も解除する。


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