心筋症で渡米移植の募金呼び掛け 大阪の11カ月男児 

重い拡張型心筋症を患う嶋津歩翔ちゃん

 重い拡張型心筋症を患う生後約11カ月の男児=大阪市平野区=に米国で心臓移植を受けさせようと、両親らが30日、大阪府庁で記者会見し、費用1億5500万円の募金に協力を呼び掛けた。

 男児は嶋津歩翔ちゃん。胎児で心臓疾患の疑いが分かり、生後1カ月で拡張型心筋症と診断され、入院治療が続いている。担当医によると、小児の心筋症は発症から2年以上の生存が難しく、早期の移植が必要。既に米カリフォルニア州のロマリンダ大病院から受け入れの内諾を得ている。

 父親の会社員宏謙さん(29)は「どうか歩翔に希望を与えてください」と訴えた。


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