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夏出場ならずも“充実” 成田エースとして選抜2度出場 唐川侑己(千葉ロッテ投手) 【千葉高校野球ドキュメント100】(7)

成田時代は絶対的エースとして2度の選抜出場を果たした唐川
成田時代は絶対的エースとして2度の選抜出場を果たした唐川
春の甲子園には2度出場したが、夏は県ベスト16が最高成績。それでも「やり切った」と高校3年間を振り返った唐川=2月、沖縄県石垣市
春の甲子園には2度出場したが、夏は県ベスト16が最高成績。それでも「やり切った」と高校3年間を振り返った唐川=2月、沖縄県石垣市
第89回全国高校野球選手権千葉大会の5回戦で東海大浦安に惜敗した成田の唐川を報じる2007年7月26日の千葉日報
第89回全国高校野球選手権千葉大会の5回戦で東海大浦安に惜敗した成田の唐川を報じる2007年7月26日の千葉日報

 胸の「NARITA」の文字を誇りに、エースとしてマウンドに君臨した。成田から2007年の高校生ドラフト1位で千葉ロッテに入団し、今年プロ11年目を迎えた唐川侑己。背番号1として06年の選抜甲子園に出場すると、07年春にも聖地へ。夏の最高成績は1、3年の県ベスト16で甲子園は逃したが、「高校野球ではやれることはやった」とすがすがしい表情で振り返った。(敬称略)

 僕が野球を始めたのは小学3年生の時から。成田西中時代は軟式の野球部。高校入学まではずっと軟式。投手一本ではなく遊撃など他のポジションもやっていた。成田高に入ったのは地元だからというのが一番の理由。小さいころから成田高の試合を見に行ったりしていた。

 高校に入学して、1年生の時は3年生がすごく大きく見えたりしたというのはあったが、そんなに硬式球への戸惑いはなかった。それでもボールの違いは当然あるので、慣れるまで時間はかかった ・・・

【残り 2365文字】



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