自称霊媒師に懲役4年 「狡猾で悪質」 千葉地裁木更津支部

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 霊媒師をかたり高齢女性らをだまして現金を盗んだとして窃盗の罪に問われた、木更津市高柳、無職、出口久子被告(71)の判決公判が14日、千葉地裁木更津支部で開かれ、内林尚久裁判官は「犯行態様は相当悪質」として懲役4年(求刑懲役5年)を言い渡した。

 判決で内林裁判官は「霊感があると伝えて被害者らの相談に乗り、信頼を得て犯行に及んだのは狡猾(こうかつ)、計画的で、常習性が顕著。被害総額は1568万円と高額で結果は重大」と指摘。「以前にも同様の手口の窃盗罪で実刑を受けながら再び犯行に及び規範意識がない」と非難した。

 判決によると、出口被告は2016年3月31日~昨年9月27日ごろの間、木更津市内の喫茶店で経営女性=当時(69)=が店外に出た隙にテーブルに置かれた現金32万円を盗むなど同様の手口で被害者3人から計1568万円を盗んだ。

 出口被告は被害者に霊感があると伝え先祖に現金を布などで包んで供えることを提案。隙を見て現金と紙束とすり替えて盗むことを繰り返していた。